ネクタリンの基礎知識
ネクタリンの名前をもじったドリンクも有名ですが、その通りにさわやかな酸味があって、まさにネクタリンは夏にはピッタリの果物です。
ネクタリンを桃と間違える人も多いようですが、実際にネクタリンはモモの仲間であり、別名「油桃・ゆとう」とも呼ばれているのです。モモとの相違点は桃のように表面に毛がないことで、つるつるしている点です。
果皮の色は品種によって白色、黄色がありますが、現在、国内で栽培されているのは黄色の品種が多くなっています。
果実はモモよりも小さく、果肉の色は黄色や赤です。生で食べる際に、種が取れやすく、食べやすい果物でもあります。
味についてはモモよりも酸味が強くなっています。そのまま食べる以外にもジャムやゼリーにもなっています。小さく切ってフルーツポンチの材料にするのにも最適で、ある意味結構応用範囲が広い果物です。
このネクタリンは、バラ科の果樹でモモの変種です。和名は「ズバイモモ」ですが、「ツバキモモ・椿桃」、「アブラモモ・油桃」とも呼ばれ、原産地はトルキスタン地方だとされています。
果実のネクタリンと清涼飲料水のネクターは、ギリシャ神話を元に名付けられており、それは美酒「ネクタル」のように非常に美味しいという意味からきているのだそうです。
ネクタリンは桃よりもマイナーな存在になっているかもしれませんが、これほどに美味しい果物なのです。