ネクタリンの栄養と健康効果

ネクタリンの主な栄養

 

ネクタリンの主な栄養と健康効果を最初にまとめて説明します。基本的にネクタリンの栄養成分は桃とほぼ同じです。アルカリ性食品であり、特にカリウムが多いアルカリ性食品となっています。

 

主な栄養成分(可食部100g中)では、食物繊維総量:1.7g、カリウム:210mg、ナイアシン:0.7mgなどが挙げられます。

 

主な効能をまとめると、便秘改善、高血圧予防、動脈硬化予防、心筋梗塞予防、脳梗塞予防、美容効果、冷え性改善、二日酔い改善、がん予防、老化予防などとなります。

 

他にはビタミンAの効力のあるカロテンの含有量がかなり多いのも特徴です。何しろ、桃なら100g中に5μg含まれているのに対して、ネクタリンは240μgも含まれているのです。つまり、桃よりもかなり優れていることになります。(五訂日本食品標準成分表)

 

食物繊維を豊富に含んでいるわけですが、これは特に水溶性食物繊維となるペクチンが多いのが特筆できる点です。ペクチンにはコレステロールを正常化する作用があり、また、腸内細菌改善の作用もあります。基本的に日本人は食物繊維の摂取量が不足がちですから、ネクタリンを1~2個食べて不足分を補いたいところです。食物繊維は肥満解消にも役に立ちますし、そもそもネクタリンのカロリーは43kcalしかないので、ダイエットには非常に適した食品でもあるのです。

 

カリウムの供給源としても大変優れています。ネクタリンにはナトリウムが殆ど含まれておらず、逆にカリウムは豊富に含まれています。ナトリウムを過剰摂取すると高血圧の原因になりますが、これの予防に有効です。