ネクタリンの栄養と健康効果

ネクタリンの旬と種類

 

ネクタリンの出回り時期はおおよそ6月下旬~9月いっぱいで、ピークは8月となっています。つまりネクタリンの旬は夏ということで、産地については桃の仲間なので、桃の栽培が盛んな地域では、ネクタリンの栽培も同様に盛んなところが多いようです。

 

その中でも大きな生産量を誇っているのは長野県で、全国の生産量の約80%を占めています。他には福島県、山形県なども主力産地です。

 

品種については結構たくさんの種類があります。その代表的な品種が「秀峰・しゅうほう」です。秀峰は長野県上田市でできた品種で、ネクタリンとモモを交配させて作られました。250g前後の大玉で色は淡橙色です。味は糖酸のバランスがよく、しかも果汁の多い品種となっています。9月中旬頃まで出回る晩生種です。

 

アメリカで育成されて1969年に発表された品種が「フレーバートップ」です。フェアータイムの自然交雑実生で、日本には1970年に導入されています。果重は250~300gもあり、しかも香りがよく、甘みも酸味も多めなので、濃厚な味わいです。日持ちもいい品種で、果肉は緻密でやわらかく、まさに食味良好です。

 

「ファンタジア」はアメリカ農務省が「コールドキング」と「レッドキング」を交配育成して、1969年に発表した品種です。これも翌年に日本に導入されています。果肉はやわらかく緻密な黄色で、日持ちにも優れています。 サイズは250g程度です。