ネクタリンの活用
ここまでネクタリンの多用な健康効果についてお話してきましたが、もちろん果物ですから、できるだけ美味しいネクタリンを選びたいものです。
まずは全体にしっかり色付いていて、香りがするものを選びましょう。そして、表面には縫合線と呼ばれる縦にはいったミゾが浅い方がお勧めとなります。傷や茶色く変色したりしていないかなど注意するのは当然です。
食べ頃についてですが、表面の色が全体的に赤く色付いてきて、触ると少しやわらかい感じになっているのが目安です。鼻を近づけて甘い桃のような香りがしっかり感じられれば食べごろサインです。食べる時は直前に冷やすようにします。
保存ということでは、もともとネクタリンはあまり日持ちのしない果実だと知っておいてください。また、直射日光や風に当たることでもツヤがなくなり、鮮度も落ちてくるので、とにかく早めに食べるに越した事はありません。冷蔵庫で保存するなら5日間程度は持つと思います。ただし、冷やし過ぎてしまうと、肝心の甘味が落ちやすくなり、低温障害を起こすこともあるので、くれぐれも注意してください。買った時にまだ果肉が硬いなら、やわらかくなるまで常温で放置して完熟させます。
ネクタリンの切り方は桃と同じようにします。ナイフを溝に沿って切ってグルリと一周させ、両手でひねればキレイに種から実が外れます。
ネクタリンはとても美味しくデザートとしていろいろなものに利用できます。生のままでタルトのトッピングやフルーツカクテルに入れるだけで充分に楽しめるはずです。